神田祭、山王祭と並んで、江戸三大祭の1つ「深川祭り 2014」に参加してきましたのでその状況を写真とともにご紹介します。
江戸三大祭「深川祭り」
この祭り、「水かけ祭り」という異名を持つだけあって、神輿(みこし)の担ぎ手に向けてかけられる水の量がハンパないです。各中継ポイントで、消防士が出動して、消化用の放水ホースで水をかけられます。
今回、参加といっても、観覧としての参加ではなく、神輿の担ぎ手としてきちんと参加してきました。
2日間行われたのですが、1日目(8/16 土曜日)は3時間ほど、2日目(8/17 日曜日)は6時間ほど神輿を担いで、月曜日は全身疲労に襲われています。
3年に一度というだけあってかなり気合いが入った祭です。
祭の見どころは、日曜日の門前仲町駅~茅場町駅あたりを神輿を担ぎです。
コースは以下の通り。6時30分(昼食含む)という超ロングコースです。
神輿の数も55機と非常に多いです。
集合は6時30分、着替えたり、朝食を食べたりと、これからはじまる神輿担ぎに気持ちが高まる時間です。朝食でふるまわれる味噌汁が、地域のお母さんの味で、とてもあったまります。(朝はすずしいくらい)
7時半、全神輿が富岡八幡宮の前にみな集まり、スタート。
広い永代通りですが、この日は道路全体に人があふれています。
永代通りの風景。
実際に、神輿を担ぐ様子です。1つの神輿に40、50人がついています。後ろに歩いている人を含めると、100人を余裕で超えます。メンバーは、各町の住人やその友人や神輿担ぎ協会の人たちです。
女性も結構して、1~2割程度は女性です。女性のみで神輿を担ぐ場面もいくつかあります。
コースの色々なところで、水をかける人がたちが待ち受けています。
神輿が通りかかると、一斉に水をかけます。あまりの水の量に、みんなずぶぬれです。
ちなみに、この水かけは、熱気を覚ますためです。8月の中旬ということもあり、非常に熱くなり熱射病の恐れも出てきます。特に神輿の担ぎ手は、人が密集するため、熱気が非常にこもり、かなり高温になっています。そういった熱気を払うためにも、気遣って外から水をかけています。
それにしもて多すぎですが(笑)
自ら水をかけられる瞬間。防水ケース装備のiPhoneで撮影。
動画だとこんな様子。
水かけ台の前では、神輿は止まって、上下⇒上にあげて一回転をして水を受けます。
どうやって参加するの?
「深川祭」は、地元の人しか参加できないの?誰でも参加できるの?という質問が出てきそうですが、実は誰でも参加できるわけでもありませんし、もちろん参加しているのは地元の人たちだけではありません。
参加しているのは、地元の人、その友人・知人、神輿担ぎ団体に属している人です。
もし、あなたが地元住民でなく、参加したいのであれば、あなたの知り合いの誰かに、深川祭の神輿担ぎに参加する人がいれば参加できます。世の中には、祭りが好きで定期的に神輿を担いでいる人が結構いて、知り合いに話を振ってみると、次の3年後に思わぬ形で神輿担ぎに参加できるかもれません。
ともあれ、この深川祭、3年に一度の大イベントなので、ぜひ担ぎ手として、水の洗礼を受けてみてください。体験した人しか味わえない感動がいろんな場面にあります。