コラム 雑記

自分の業界の本を一ヵ月に3冊は読むべし。

毎日仕事から帰ってきて、自分の働いている業界の雑誌や技術本を読む人はまれだと思います。この業界で成功したい、仕事のスキルを磨きたいと思っている人は、確かに読むと思いますが、ほとんどのサラリーマンが、帰宅したら仕事のことはとりあえず忘れて、仕事とは別の趣味やテレビを見て、平日の夜や休日を過ごすかと思います。

しかし、今日から自分の働いている業界の雑誌、技術本を月3冊は読んでほしいと思います。これはあなたにとって大変メリットがあるからです。

・最近話題の業界知識について語ることができる

仕事でも、プライベートでも、自分の働いている業界について語れることは人として魅力的です。最近は、東北地震の影響で家の耐震に関心が寄せられていますが、建設関係で仕事をしている人がそのような耐震について色々と語ってくれたりすると、すごいなと思ってしまいます。
語れるためには自分の業界であってもトレンドを知っておく必要があります。仕事をしているだけでは、そういった情報は入ってこない可能性があるからです。
流行り業界誌や新しい技術本を読むことによって学ぶ必要があります。そうしなければ、業界に関心のある質問者の方があなたより詳しいかもしれないのです。
新幹線がすごく好きな人が、新幹線の運転手よりも多くの新幹線を知っている、最近のニュースについて詳しいなんてことがあってもおかしくありません。
業界が好きな人なら、好き好んで業界について調べたり、勉強したりしているのでその業界で働いている人よりも詳しい場合があります。
その人が、あなたが業界の人であると知れば、色々と聞いてくるでしょう。その時にあなたが業界知識について話せなければ相手はがっかりするかもしれません。そうならないためにも、あなた自身が業界について勉強して学んでおく必要があるのです。

・星の数ほどある本の中でもあなたが理解しやすい有益な本です。

業界誌や技術本に一般の人がちょっと難しいなと思う内容が書いてあってもあなたにとってはそれほど難しくないかもしれません。なぜなら、毎日仕事として8時間以上かかわっているわけですから、業界用語や業界独自のルールなどを知っているからです。普段、プログラミングをやっている人であれば、恋愛ものの小説よりも、プログラミング言語の解説本の方が読みやすいかもしれません。そして、自分の良く知っている本の方が興味深く読むことができます。また、同じ読む時間でもより多くのことを吸収でき、より多くのことを身につけることができます。毎朝、新聞を30分かけて読んでいる人なら、その時間を業界雑誌を読む時間に帰れば、自分の業界についてもっと多くことが学べるかもしれません。

・自分の業界について多くのことを知り、視野が広がり、仕事の可能性が広がります。

あなたの業界の業界誌や技術本を読んだ方がよいのはそれだけではありません。自分の業界を学ぶことで、業界をさらに知ることができ、仕事に対する視野が広がります。そして、同じ業界で働いているあなたの周りの人よりも、あなたは自分の業界についてもっと詳しくなり、今よりももっと仕事が楽しくなるかもしれません。ある自動車整備士は、帰ったらビールとつまみを食べながらテレビをみるというのを楽しみ毎晩の楽しみでした。仕事中もそのことを考えて頑張っていたくらいです。それが、先輩の薦めてくれた自動車雑誌を読んだことをきっかけに、あたらしい自動車技術についてしり、さらに技術本を読むようになり、一ヵ月に何冊も業界雑誌・技術本を読むようになって、自動車の開発苦労や電気自動車がなぜ環境によいのか知るようなり、自分のかかわっている自動車について詳しくなり、仕事が楽しくなりました。そしてその良い習慣は彼が現役のあいだずっと続きました。この自動車整備士が定年までにどんなキャリアアップをとげたかは、あなたの想像におまかせします。少なくとも、ちょっとした本を読むといったことがあなたの毎日の仕事に変化を与えることは間違いありません。また、業界について知るうちにひらめきや発見があり、思わぬビジネスとしてもチャンスにつながるかもしれませんね。

ぜひ、今日からあなたの働いている業界雑誌、技術本を読むことをお勧めします。

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