LPI Level1 102試験合格しました。
ネットワークやサーバーの知識はあるものの、
Linuxについては、実は全くさわったことがないということで
職場の先生からの勧めもあり、LPICを受験することにしました。
試験勉強開始してから早4ヶ月。途中だらだらやってしまいましたが、
なんとか、LPI Level1 102試験合格しました。
(かかりすぎでは?との声がとんで来そうです)
点数結果
点数620/合格最低ライン500(得点範囲200-800)
シェル、スクリプト処理、データ管理 80%
ユーザーインターフェイスとデスクトップ 40%
管理作業 66%
基本的なシステムサービス 70%
ネットワークの基礎 78%
セキュリティ 77%
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点数620
 得点範囲が200~800点ということで合格点の算出方法がいまいちわかりませんが、
 単純計算して「77%」取れたということで上出来かと思います。
 試験前日3日に模試得点率51%という結果から猛追撃がよかったのかな。
 模試はすこし難しくできている(?)ので、模試の時点で60%とれれば合格圏内かと思います。
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点数をみて
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「シェル、スクリプト処理、データ管理 80%」
 高得点。英文法暗記ではありませんが、プログラミングの文法だけ覚えました。
 プログラミング文法をパターン化して、覚えるとテストに合格するという点では十分です。
 (if, for, while構文, SQL言語ならSELECTからDELETEまで8種類にパターン化)
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「ユーザーインターフェイスとデスクトップ40%」
 低い。あまりLinux機には触れずに勉強してきましたが、これがまずかった。
 Windowsユーザーには、X Windows System、XDMなど新しい概念だけあって
 実機でいじってみる、設定を変えてみる、しくみを理解する必要があったようです。
 
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「シェル、スクリプト処理、データ管理 80%」
やっておいてよかったこと
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Linuxコマンドをたたいて実際の感覚をつかむ
 (しかし、ディストリビューションよっては試験問題のコマンドや設定ファイルが違うことがたびたびあるので要注意)
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問題集や参考書を見てもわらないコマンド、設定ファイル、略語、単語はGoogle検索を活用する
 (時にはとてもわかりやすい情報、合わせて覚えておいた方がよい情報などがあり、大変参考になりました)
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参考書の隅から隅まで読み込む
 私の場合は、「問題集回答→意味不明、まちがった部分→該当部分の参考書を読み込む→覚える→次の問題」の繰り返しでした。
 その甲斐あってか、参考書のほとんどの部分を理解するまで読み込むことができました。
 当日は、全くみたことない問題を予測して回答することもあるので(応用問題)、細かい知識も必要です。
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テキストをかってすぐにぶっちぎる
 テキストは、「LPI認定試験LPICレベル1“101/102”リリース3対応最短合格テキスト&問題集」を使っていたのですが、これが分厚い。2センチ近くあります。 
 ちょっとお出かけの際にカバンへ…、とはいかず、かなりかさばります。
 そのため買ってすぐに本を解体して、一部を持ち歩き、カフェなどでも読めるようにしました。
 またこのテキストは、問題集と参考書が含まれていましたが、勉強していく過程で
 ページ移動が何度も発生するので、いっそのこと
 ばらばらにして別々の資料して見開きで読めるようにしたのはグッドでした。
やらずに後悔したこと
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暗記事項を書き出す
 電車や外出中の待ち時間などにiPhoneやAndroidなどでLPIC試験の暗記事項を覚えられるように
 自分用の暗記リストをはやめに作っておけばよかった。
 時間かかるので非効率かと思い、これをやらずにいたら結果暗記するために試験前日に焦ることになった。
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Android端末でLinuxコマンド環境実現
 Linuxのコマンドを実行するとなると、自宅などのパソコンを立ち上げてやることになりますが、
 まとまったこういう時間を作るというのはなかなか難しい人もいると思います。
 それに、パソコンの前に座っていると、つい横道にそれて、Linuxコマンドをいじるつもりが
 いつの間にかYouTubuで動画探していたなんてことになったりしてイマイチはかどりません。
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Android端末でLinuxコマンドライン環境を実現すれば、
 カフェで勉強していても、帰りの電車でも片手でコマンドを実際に実行してみることができます。
 私はiPhoneユーザーなので、「Terminal」というアプリで少しこれをやっていましたが、
 「uptime」など本当に限られたコマンドしか使えないため実現しませんでした。
 これにより実際に触ってみる機会がぐっと増えると思います。是非、やってみたかった。
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Linux系の雑誌を買って最新のLinux機をさわってみる
 日経Linuxなどの雑誌には、面白そうなLinux設定や操作が載っています。
 また最新のトレンドや技が満載です。こういったことをやってみようと思い、
 雑誌を買うというところまで実現したのですが、やはり本棚の肥やしとなりました。
 時間に余裕があれば、Linuxを色々といじってみたかったです。
 色々とやってみることで、資格取得のための暗記から
 Linuxというものがどういった動きをするのか、技術者としての知識が向上すると思います。本来の目的がLinuxを勉強ということであればこういったことが一番大切なのかもしれません。 
今回のLPICは、ヘビーでつまみぐいとはいきませんでした。