Google アナリティクスのeコマーストラッキング方法は、色々なブログで解説されているのですが、Googleタグマネージャ(GTM)使った、eコマーストラッキング方法は、あまりなかったので備忘録も含め、ご紹介します。
Googleタグマネージャでeコマーストラッキング方法
これによって、ECサイトの購入情報をGoogleアナリティクスで計測することができます。また、特定の商品を買ったユーザーのサイトのふるまいも確認できます。
HTMLソースへのタグ実装
まず、GTMのトラッキングコードが埋め込んであることが前提です。GTMのトラッキングコードの前に、eコマース用のタグを埋め込みます。
注文完了(または購入完了)ページにて、GTM専用変数であるデータレイヤー変数に
注文情報・商品情報を格納します。
サンプルコード
コードの詳細な記述方法部分は、Google公式ガイドに詳しく説明されているので参照してください。
Google アナリティクスの e コマース - Tag Manager ヘルプ
support.google.com/tagmanager/answer/3002596?hl=ja
<script> dataLayer = [{ 'transactionId': '1234', 'transactionAffiliation': 'Acme Clothing', 'transactionTotal': 38.26, 'transactionTax': 1.29, 'transactionShipping': 5, 'transactionProducts': [{ 'sku': 'DD44', 'name': 'T-Shirt', 'category': 'Apparel', 'price': 11.99, 'quantity': 1 },{ 'sku': 'AA1243544', 'name': 'Socks', 'category': 'Apparel', 'price': 9.99, 'quantity': 2 }] }]; </script>
GA設定
eコマーストラッキングを有効にする
GAのビュー設定にて、eコマーストラッキングをONにします。
GTM設定
ルール作成
タグが動作するサンクスページの条件を作成します。
タグ作成
該当トラッキングコードのトランザクションタグを作成します。
(もちろん、ページビューを計測する基本タグは、別途必要です)
バージョン作成→公開
バージョン作成と公開の2ステップは、忘れやすいの注意が必要です。
安易に公開できない環境では、プレビュー>デバッグで動作確認してください。
(デバッグは、一時的にドラフトコンテナの設定を実行する機能です)
動作確認
リアルタイム確認
リアルタイム確認といっても、eコマースのリアルタイムレポートは存在しないため注意が必要です。
GA DebugをONにして、トランザクションが動作していることをコンソールにて確認
※「GA Debug」は、Google Chromeの拡張機能です。
※コンソールは、開発ツール(F12キー)⇒ コンソール(Escキー)から確認可能です。
GA計測確認
GAにて、1,2時間後、「レポート>コンバージョン>eコマース」にて、
eコマースが計測されていることを確認します。
(日付が、本日にすることに注意)
記事が古くなって、現状と違ったところもあるかもしれません。
そのため、私の方で、Googleタグマネージャのお手伝いもしています。
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