アクセス解析

[SiteCatalyst] 直帰数とバウンスの違いについて

SiteCatalystの指標で、直帰バウンスも同じ、1ページのみ閲覧して離脱のことですが、それぞれ以下のような定義の違いがあります。

直帰数とバウンスの定義の違い

  • ページを訪問して、イベントを何も発生させずに離脱 ⇒ 直帰&バウンスとして計測
  • ページを訪問して、イベント発生(ビデオ再生など)して離脱 ⇒ 直帰として計測

そのため、計測数に以下の画像のようなに違いがでます。
直帰の方が条件が広いため、計測される数も多くなります。

ページレポートのバウンスと直帰数の比較
screenshot.52

SiteCatalystのヘルプには以下のように記載があります。
※標準指標(バージョン15)バウンスより

・バウンス

バウンスは、単一のサーバーコールのみを含むサイト訪問と定義されます。
訪問者がサイトを訪れ、単一のサーバーコール以外にリンクのクリックやページのリロードなどを行った場合、バウンスとしてカウントされません。また、訪問者が 30 分(標準のセッション時間)以内にサイトに戻った場合、セッションが結合され、最初の訪問はバウンスと見なされません。

バウンスはすべて、直帰数としてもカウントされます。したがって、直帰数はバウンス数と等しいかそれより多くなります。

次のリストに、直帰数指標とバウンス指標の違いを示します。

  1. 訪問者が 1 ページをヒットし、何もしないで離れた場合、その訪問は直帰数とバウンスの両方になります。
  2. 訪問者が 1 ページをヒットし、同じ名前で別のサーバーコールを行った場合(例えば同じページでイベントを発生させた場合)、その訪問は直帰数ですがバウンスではありません。
  3. 訪問者が 1 ページをヒットし、終了、ダウンロード、またはカスタムリンクをクリックした場合、その訪問は直帰数ですが、バウンスではありません。
  4. 訪問者がページを閲覧し、ビデオを視聴してからブラウザーを閉じた場合、その訪問は直帰数ですがバウンスではありません(このビデオビューでサーバーコールが行われるとした場合)。

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