ある日、トロビの罠にハマり、検索ブラウザが「www.trovi.com」を介した結果になってしました。
なんとか、そのトロビを取り除くことができたので、今回は、その対処方法について解説したいと思います。
troviとは何者?
「trovi」というヤツは、Bit Torrentなどのアプリケーションをインストールした際に、一緒にインストールされる厄介者です。セキュリティ業界では、ブラウザハイジャッカーと呼ばれている悪性ツールです。
これをインストールしてしまうと、タスクバーにツールが常駐して、検索エンジンの操作を常に見張ります。
何をイタズラするかというと、新しくブラウザを開いた際に、特定のホームページを表示することや、検索結果をあなたが設定した検索エンジンの結果ではなく、特定のサイトに変えてしまうというものです。
どうやら一度インストールすると、全検索ブラウザの設定を変えてしまうらしく大変厄介なツールです。
それでは、そのtroviのアンインストール方法(削除)についてご紹介します。
私は、セキュリティソフトを入れていたので、被害は少なく済んだようです。パソコン環境によっては、その他の設定が必要になるかもしれませんので、ご注意ください。
アンインストール(削除)手順
まずは、常駐している厄介なツールを削除します。
1.「プログラムと機能」を起動
([Win]+[R]キー同時押し)⇒「appwiz.cpl」を実行
2.「Search Protect」という項目をアンインストール
Continue uninstalled > Revert to my original search settings(元々の検索設定に戻す)にチェックを入れて、Uninstallします。
続いて、各種ブラウザの設定を元に戻します。
上記のアンインストールが上手く行われていれば設定は不要になるかと思いますが念のため記載します。
3.各種ブラウザの再設定
Chrome →ブラウザ右上のメニュー > 設定 > 起動時、デザイン、検索の3つをもともとの設定に変更
※IE、Firefoxについても同様の設定を行ってください。
以上で完了です。
セキュリティにはお金をかけるべし!
実は、ブラウザの細かい設定にtroviが潜んでいるのですが、一応がこれでこれまで通り使えるので、このくらいの設定で問題ないかと思います。
細かい部分はレジストリをいじって削除するなどの手段もありますが、逆に設定を間違えてパソコンが起動しなくなったら、それこそ重大な二次被害になってしまいます。
今後も、常に悪いツールが現れることは間違いないので、セキュリティソフトを入れて、ネットを安全に使ってください。私は、2台くらいウィルスでパソコンをダメにしてからは、セキュリティソフトだけはお金をかけてちゃんと安全にネットを使っています。みなさんもお気を付けください。
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最近、私の周りで、LINEの乗っ取りが多発しています。「手伝ってくれませんか?」というメッセージが来るたびに、日々恐怖を感じるこの頃です。インターネットでとても便利になりましたが、その反動がこういったところに出てきているのかもしれません。