【まとめ】企業価値を読み解く力がつく!「まんがで身につくファイナンス」読みました。

「まんがで身につくファイナンス」3分でわかる書評 兼 まとめです。

  • NISAで最近、株式投資を始めた方
  • 貸借対照表と損益計算書から企業価値を読み解けるようになりたい方

そんな方にはこちらの書籍がオススメです。
財務について、どこをどうみればよいか、わかりやすく書かれています。さらって読めてしまうので、必要に応じて、2回以上解説を読むことをお勧めします。

概要

若手営業出身の主人公が、など各部署から精鋭を集めたチームで、会社の危機を乗り切る物語。
シリコンバレー出身&MBA取得の財務部長の他、営業部のエース、日産のゴーン社長を思い起こさせる、ゴードン新社長など、濃いキャラとのやりとりにも注目です。

こんな方にオススメ!

  • ファイナンス(財務)について学びたい方
  • 会社経営に関わりはじめた方
  • 企業分析が必要な方
  • 貸借対照表と損益計算書から企業価値を読み解けるようになりたい方

ここが押さえどころ!

会社は黒字倒産する

⇒利益が上がっていても、キャッシュが回収できていないから。会計と財務の違い
資金調達には金融機関から利子つきで借りる「デット・ファイナンス」(負債)と、株主から調達する「エクイティ・ファイナンス」(株主資本)がある。
覚えるべき損益計算書の代表的な項目(P/L)
売上高 ― 売上原価 = ①売上総利益
売上総利益 ― 販売費及び一般管理費 = ②営業利益
営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用 = ③経常利益
経常利益 + 特別利益 - 特別損失 = ④税引前当期純利益
税引前当期純利益 ― 法人税等 = ⑤当期純利益

キャッシュフロー計算書

営業活動によるキャッシュフロー
⇒当期純利益(代金が回収できていないとマイナス)と設備投資の減価償却
⇒企業がどれだけキャッシュを生み出す能力。マイナスは経営問題あり
投資活動によるキャッシュフロー
⇒企業が投資している項目
財務活動によるキャッシュフロー
⇒プラスはキャッシュ不足による調達、マイナスはキャッシュありの配当・利子払い

企業の価値とは「債権者価値(金融機関から借りた分)」と「株主価値(株主に出資してもらった分)」
企業価値とは「事業価値(営業活動・投資活動によるCF)」「非事業価値(土地や株券といった資産)」

キャッシュを生み出すには?

売上をあげるか
 数を増やすか、価格をあげるか
コストを下げるか
 ①原価削減(製造コスト削減) ③販売管理・一般管理費の削減

製造コストを下げるには

 社内のコストを下げるか(オーバースペックをなくす)、取引先を最適化するか

取引先の最適化方法
 QCDDM(品質、価格競争力、開発力、納期厳守、経営力)の5つで評価して選定する

販売管理費の削減
 研究開発を下げるか(将来の投資を下げてしまう危険性)
 広告宣伝を下げるか(数が売れなくなる危険性)
 物流を下げるか(配送の品質が下がる、リスクが高まる危険性)
 システム・ITを下げるか(手間が増える、人的エラーが増える危険性)

アセットリストラクチャリング(保養所を売却するかなど)
 保有し続けた場合の利益 vs 売却益 どちらが多いかで判断する

NPV(正味現在価値)とは

プロジェクトが将来生み出すであろう価値。営業活動・投資活動によるキャッシュフローから初期投資額を引いた価値。

WACC(ワック:Weighted Average of Capital)とは

資本コスト(債権者と株主)の要求収益率(金融機関利息や株主期待リターン推定値)

IRR(内部収益率=Internal Rate of Return)とは

銀行の預金に対する利息に相当する部分。会社の収益率。

IRR>WACC であれば投資対象としてメリットがある。

債権者は、利息の率が決まっているので、倒産のリスクを嫌がる。そのため、無借金経営を好む傾向にある
株主は、企業価値の増加を好むため、収益が拡大していれば借金が増えていても気にしない。配当も無くても、企業が成長していればよい場合もある。

コメント

会社の危機を救う重要プロジェクトにしては、部長を除く、参加メンバーの平均年齢が30歳とわかすぎて驚きです。