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雑魚のブランド化で成功した!?「萩しーまーと」のビジネスとは?

「萩しーまーと」とは?

「萩しーまーと」は、山口県の西北にある萩市にある道の駅です。

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萩漁港に直結しており、その間歩いて40秒というから鮮度そのままのピチピチのお魚を買うことができます。
単なる道の駅としてだけはなく、新鮮な魚が買えることから、地元の人たちの有名なスポットとなっています。また「あじ祭り」「しらうお祭り」「真ふぐ祭り」などイベントも多く、日本でも人気の道の駅です。

萩漁港の魅力!

萩しーまーと直結の萩漁港の魅力の1つは、ざまざま漁獲方法がありますが、どの漁法も漁獲をしてからすぐに帰港をするため、鮮度が抜群という点です。さっきまで泳いでいた魚ということもあり、ピチピチです。
魚の品質・信頼も高く、高級レストランも認める漁港です。

萩漁港の魅力の2つ目は、多種多様の魚種が水揚げされるという点です。
同じ魚が大量にとれる他の漁港と違い、さまざまな種類の魚がとれるため、いろいろな魚を扱うお寿司屋さんをはじめとする飲食店には大変うれしい漁港です。

もともとは活気がない漁港

もともとは、多品種で小さな魚、いわゆる「雑魚」ばかりがとれていて、大きな漁港と比べて魅力がなく、あまり活気がない漁港だったといいます。
そこで、世間ではあまり関心の寄せられていない雑魚の良いところを引き出して魚自体の需要を高めて、漁港を活性化しようと、雑魚のブランド化に乗り出しました。

雑魚のブランド化

1.真ふぐのブランド化

ふぐというと「とらふぐ」が圧倒的な地位をしめており、当時、真ふぐはあまり人気がありませんでした。値段にしても、5000円のとらふぐに対して真ふぐは400円ほどで10分の1でした。
しかし、実際刺身にして食べてみると、とらふぐとそれほど差はないことから、「萩の真ふぐ」ということで売り出し、ブランド化を進めて今では倍以上に価値が上昇しています。

2.金太郎

鮮やかな朱色できれいなスズキ目ヒメジ科の魚です。
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小骨がおおく、調理に処理がしずらいということから安い魚でした。
この魚はちょっと発想を転換し、処理が大変ということで、加工食品でなんとか売りだせないかということで、オイル漬けにしたところ人気が出て価値が高まりました。

3.萩しーまーと

道の駅「萩しーまーと」もその1つです。新鮮な魚を買うことができる市場+道の駅にすることで、漁港の知名度もあがり、なんといっても漁港直結で珍しい魚も見てもらえます。
イベントも多数おこなっていて、お客さんを呼び込む工夫もたくさん見られます。
買った魚は、なんと500円で調理して萩しーまーとにある食堂で出してくれるという、うれしいサービスもあり、持って帰るのはちょっとという方や、調理方法が難しいという方にも安心です。

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