青年は、なぜ一輪車で世界一周を志したのか?旅を終えた今、その謎に迫る

こんにちは、みなさん一輪車って乗ったことありますか?

僕は小学生の時に、何度か練習して結局、壁から手が離れずにあきらめてしまいました。でも、そんな一輪車で世界一周した方がいらっしゃいます。

この方を知ったキッカケは、昨年(2016年)に友人と飲んでいるときに、面白い人がいるよ!とTwitterを見せてもらったことでした。そして、スゴイ人がいるもんだなと思いつつ、フォローして世界一周の様子をときどき見ていました。そんな彼がついに世界一周を終えて「その生の話を講演します」ということなので「これは絶対聞きにいくしかない!」と意気込み、お話を聞きにいってきました。

結果、世界一周を2時間に詰め込んだ非常に濃い時間でした。

なんで、一輪車?

土屋さんは、小学生の時に、一度「一輪車の世界大会」で優勝しているそうです(パフォーマンスではなく、純粋な競技として)。また、一輪車のCMオーディションで出演が決まり、電車内のCMにも出演していたいそうです。それを聞いて、なるほど!と一輪車で世界一周の話が自然と入ってきました。

ところで、どんな人?

あれ?Twitterの「爽やかな」プロフィール写真と、「ワイルドな」実物、全然違くない?!というツッコミは置いといて、土屋さんは、世界一周を終えた今、大学休学中の22歳とのことです。スポーツ系の大学かなと思いきや、法学部だったりして、驚きです。

お酒が好きとのことで、世界を回りながらも、いろんな人とお酒を飲んで楽しんだそうです。

そんな彼はずっと一輪車をやっていたわけではなく、一輪車の大会で両手の骨折という事件があり、その後は野球をやっていたり、一輪車から遠ざかった時期もあったようです。

そして、ひょんなことから一輪車で日本一周に挑戦したそうです。
日本一周といえども、非常に大変で、下り坂が苦手な一輪車のため、箱根の下りで転んだりしたそうですが、無事に日本一周を達成。周りの人から冗談交じりで「次は世界一周だね」なんて言われ、「世界一周という挑戦もあるんだな」と意識したそうです。

その後、とある団体が開催する「世界一周の挑戦者募集のオーディション」で優勝。世界一周のチケットを受け取り、世界一周への挑戦が現実となったのです。

どのくらいで世界一周できたのか?

2016年夏に出発して、2017年4月に世界一周を達成。
1万キロメートル突破というから想像を絶する世界です。さぞ物凄い筋肉の足をお持ちかと思いきや、意外にも細身でびっくりしました。

色々気になりますが、宿と食事はどうしたのか?

気になるのが「泊まる所」と「食事」はどうしたのか?という点。土屋さんによると、ほとんどが野宿だそうです。一人用のテントを携帯していてそこで寝るそうです。写真でもわかる通り、非常に荷物が少なくてびっくりします。

ただ、Twitterでもバズったりしていますが、寝ている途中に起こされて警察官に拳銃を突き付けられたり、寝ている場所が蚊の巣で大量の蚊に襲われたり、想像を超える辛い場面があったそうです。

食事はスーパーやコンビニで買って現地のものを食べたり、一輪車にのっているといろいろな人が声をかけてくれるので、その国々で色々な料理・食材をいただいたそうです。水道水はシンガポールくらいしか飲めなかったり、ずっと腹を壊している国もあったりで、世界はタフじゃないと渡れないと改めて思い知りました。

辛かったことは?

辛かったことは本当に数えきれないと思いますが、ここでは話せないアダルトな話も含めて(笑)、色々と聞けました。その中でも特に辛かったことの1つにアメリカでの雪の世界での移動の話がありました。
初雪にはじめは興奮の様子ですが、5度というかなり寒い日が何日も続くと精神的にもやられて、この区間はとても辛かったそうです。

楽しかったこと

これも色々聞かせていただきましたが「アジアでのサバイバル経験」は講演の中でも力が入っていたように思います。

ある日、草原が広がる一本道を一輪車で走っていたところ女性に声をかけられて家に招待してもらいました。家につくと、弟とお兄さんが出迎えてくれ仲良くなります。すっかり意気投合し、何日か宿泊します。その間、お兄さんに連れらえてバイクで景色を見に行ったり、ジャングルの中をサバイバルしたり、トウモロコシを焼いてみたり、野球の球くらいのタニシを採ってきて食べたりと、ここでの数日間は、まさに旅ならではの醍醐味である「世界の人ととの触れ合い」であったり、「サバイバル」であったりが楽しかったとのこと、また、あの家族の元に訪れてみたいと話していました。

景色がきれい場所

講演の最後に、景色がきれいな場所でランキング形式で挙げていただきましたが、やはり本人の口から魅力は聞いていただきたいので、ここでは1つご紹介します。

魔女の宅急便の舞台、クロアチアの「ドゥブロヴニク」

白い壁とオレンジ色の屋根が特徴的なこの街は、高台から見下ろすとまさに「魔女の宅急便でみた素敵な街」そのものです。「紅の豚」でも舞台となっていて、ジブリ好きではなくともオススメですが、ジブリ好きには特にオススメの街とのことです。

世界一周を終えて、今後はどうしていくか?

偉業を成し遂げた彼は、まだ大学生とのことで将来が有望です。次は一輪車でエベレストでも登頂するのでは?と期待してしまいますが、彼自身も世界一周はとてもエネルギーが必要な旅だったようで、一輪車での旅はそれほど考えていない様子。とりあえずは休学を1年延長して、講演したり、釣りのYouTubeを配信したりして、過ごすそうです。(といっても休学の最大が2年なのでこれがラスト1年とのこと)

また、離島にゲストハウスを制作中とのことで、どんなゲストハウスになるのか楽しみです。
旅の講演は、全国各地で開催するそうで、世界一周を終えてまだ日が浅いうちにぜひ、本人の口から生で旅の話を聞くことをオススメします。

講演のスケジュールはこちら
場所や時間はTwitterをご確認ください。

Facebook イベントページもあるようです。

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講演を聞いて

世界を渡る旅は、想像を超える様々な困難が次々とやっていきます。その困難を乗り切るタフさが必要と思い知らされました。

土屋さんは、旅の醍醐味でもある多く人と出会いを経験していますが、それは一輪車の珍しさもありますが、やはり彼のオープンな人柄にあると思いました。

また、旅には色々な危険が潜んでいるなと感じました。アジアのある国はでビザを取る際に、キャッチのおじさんと役場の職員がグルで、ぼったくられそうになりますが、土屋さんの事前の下調べもあり、ぼったくりを見抜き回避できたという話も聞けました。旅をする上でこういった知識も重要だなと感じました。

ちなみに、英語力の方は始めは「アイムハングリー(腹が減っています)」くらいしか話せなかったそうですが、旅を終えるころには、会話できるレベルまで上達したというのも驚きです。英語しか通じない状況にいるとどうしても身についてしまうとことでした。とはいえ、英語があまり話せない状況で世界一周に飛び込んだのも「なんとかなる」という彼のチャレンジ精神の強さを学びました。

今後、本も出版したりするのだろうなと期待しつつも、やっぱり旅した人の近くで、生の声で聴くことをおすすめします。2時間、会場もなごやかで、笑いあり、感動ありの大変価値ある時間を過ごすことができました。ありがとうございました!