第一線で活躍する父が、来年社会人になる息子に送るメッセージ

内定した大学生の息子に向けた、心温まる父親の手紙のお話をある知り合いからいただいたので、ご紹介したいと思います。

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○○へ

内定おめでとう!
無事就職も決まり、安心と期待がまじった生活を日々送っていることと思う。

そんなキミに、今日は大切なことを話したい。

後悔のない大学生活を送るための2つの大切なこと

はじめに話しておきたいのは、これが最後の学生生活になるということだ。

泣いても笑っても、この学生時代は、もう戻ってこない。
いまは、何気なく過ごしているかもしれないが、もう二度と戻らないこの期間を悔いのないものにすることがとても大切なことなんだ。

なぜ大切なのかについて、もう少し話すと、社会人と学生は、

・同世代の存在
・時間の余裕

この2つの点で大きく違うからなんだ。

まず、「同世代の存在」から

小学校、中学校、高校、大学と、今までずっと同世代に囲まれてきたキミなら周りに同世代がいることに何も珍しさを感じないと思うが、社会に出れば、そんな状況はまずない。

社会人になると、同期を除いて、自分と年の近い人が周りに少なくなる。
考え方によっては、年代が離れた人と接することで、人生経験や育った環境の違いから、色々なことを学べるかもしれない。

しかし、年齢が離れるにつれて、ある程度のこころの距離ができることも確かだ。
5歳離れれば、当時の流行だって変わるし、いま抱えている悩みや興味の対象だって変わるだろう。
それに上司とは、上下関係が必ずあるし、後輩だって、仕事という関係上、付き合っている人もいるかもしれない。

それに比べて、学校という環境はどうだろうか。

同年代というのは、ある程度共通の悩みを持ち、共通の時代を生き、同じ目線で話すことができる。
そういった仲間と話していると、とても落ち着くものだ。

社会人になれば、そういった仲間を探すのは、すごく難しくなる。
変な話、飲み屋に出かけて、ある日突然「友達になろう」と言ってくる人がいたら、それは宗教か、ビジネスの勧誘と思った方が懸命だ。

学生の今だからこそ、いまの友人、そして、もしかしたら、これからできる友人はとても大切にしてほしい。

学校で同じクラス・研究室の仲間や、部活動・サークルの先輩・同期・後輩は、何日も顔を合わせて、徐々に仲良くなった貴重な存在だ。そこにお金や出世競争などの利害関係は働かない。

一緒にバカやったり、笑ったり、ツッコんだり、同じ好きなことでいつまでも話せる純粋な友達に出会うことだってできる。そういった友人は社会に出たら、時間をかけても、お金を出しても、作ることは難しくなるだろう。

だからそこ、学生の今出会った仲間を大切にして、10年も20年も30年も付き合える仲に深めてほしい。

もうひとつは、「時間の余裕」だ。

「大学生の今も時間がない」と考えるかもしれない。
しかし、今、忙しいことが、本当にやる必要があるのか、もう一度考えてほしい。

ちっぽけなお金を稼ぐために、バイトに多くの時間を割いているのであれば、今すぐバイトをやめて、本当に今しかできないことに挑戦してほしい。
時給1000円を稼ぐために、キミの何よりも大切な時間を無駄にしないでほしい。

正直、お金に関しては、目的がないなら社会人になるまで貯金など、しなくてよいと思っている。
時給の安い学生が、汗水働いたところで、大した稼ぎにはならない。
社会人になれば、いやでも毎日8時間以上働くことになるのだから、いまは何よりも自分の時間を有意義なことに使ってほしい。

たとえば、ヨーロッパに1か月旅行。
自転車で日本一周。
マチュピチュを見て、世界の偉大さ、異国の世界の存在を知るのでもいい。

外国人の友達を作って、英語を話せるように勉強するもいい。
もちろん、学生時代にやっておきたい仕事をアルバイトとして経験するのもいい。

他にも、いまを無駄にしないために、何ができるか考えてほしい。

どんな経験がしたいか、どんな新しい経験ができるか考えてほしい。

学生時代の今しかできないことは、何か考えてほしい。

将来の夢のために、いま何をするべきなのか考えてほしい。

とにかく、もう社会人まで時間はないからこそ。この残りの時間を大切にしてほしい。

決して、めんどくさがったり、損することや失敗することを恐れて、やらないで後悔することだけはしてほしくない。

朝10時近くまで寝て、ゲームで1日が終わるような生活を送っているのであれば、何億もの価値あるキミの人生を無駄にしているといっても過言でない。

最後に、想像してみてほしい。

55歳になったキミ、結婚して、子供も大きくなってきて、仕事でもプロジェクトの主として、周りから頼りにされ、忙しくしている。
社会人として、仕事人として、夫として、父親として、いろんな責任を抱えているキミが、大学時代のキミをみて、どうアドバイスするだろうか。

55歳のキミから見ても、後悔ない「今」を今日から送ってほしい。

心よりキミを信頼する父 ○○より